建墓の時期について・・・・
お墓を建てる時期に一定のきまりはありません。しかし仏教では、死後四十九日で霊魂は天界へ旅立ち、三回忌に冥界における運命が決まるという経文があり、この間、相続者は十分に故人の追善供養を積みながら、お墓を建てて供養をすませておくことが、子孫のつとめであると一般的には言われています。先祖、故人に対する供養の気持ちから墓塔
を建てる時期については、人間を超越した仏のこととして極端に吉凶にとらわれることはないと思われます。また生前にお墓を建てることを寿陵(じゅりょう)と呼び、高い割合でおこなわれているようですが、輪廻転生(りんねてんしょう)の考えから生前にお墓を建てることは、長寿につながるとしておめでたいこととされています。したがって寿陵の開眼法要の場合には、お祝いごとに準じた服装をし、僧侶へのお布施も紅白ののし袋を使用します。


墓地工事の前に・・・・
お墓の改葬
又は、整理(新しい墓石を建てる時など)をする時には工事まえに「お魂ぬき」(寺院の僧侶に依頼し読経をあげてもらう)をしなければなりません。これは開眼法要とは逆に、既存墓石、所有墓地から魂を抜いて無縁の石もしくは、無縁の墓地とします。この「お魂ぬき」がすみしだい工事は行われます。その際、埋葬してある遺骨は、掘り出され寺院(遺骨安置場)に工事の期間中だけ預けられます。


お墓ができたら・・・・
お墓ができたら開眼法要(開眼料は墓地総工費の一割程度が一般的となっております)を行います。この法要を営むことによって、墓石に入魂され、礼拝するのにふさわしい尊さがそなわるとされています。入魂式、入仏式、お霊入れ、性根入れ、などが宗派や土地柄によってさまざまに呼ばれ、法要の営み方にも違いがあります。一般的には、線香、ローソク、酒、水、花、米、塩、供物(野菜、菓子、果物)等を用意してとりおこないますが、お願いする僧侶に事前に伺い、おこたりなく取り揃えるように致しましょう。尚、僧侶へのお礼は、お布施あるいは御経料としてお包みします。